アフター・プリズン・サポート
(After Prison Supports:APS)
研究会発足の趣旨
拝啓 みなさまにおかれましては、お元気にご活躍のこととお慶び申し上げます。
さて、日本の刑事施設は、一時的な過剰収容状態が一段落し、再犯防止をスローガンに、さまざまな試みがなされています。また、刑の一部執行猶予の導入などが契機になり、出口支援の充実が叫ばれ、高齢者、障がい者、薬物乱用者などについては、社会復帰支援のシステムやプログラムが立ち上がっています。
しかし、これらの問題のない比較的長期の人たちについては、有効なプログラムは開発されていません。現在、無期受刑者は1800人を超えていますが、仮釈放は「狭き門」で、身元引受人がいない人たちについては、仮釈放の申請すらされていないという状況です。
そこで、この度、長期間刑事移設に収容された人たちが、社会復帰するためにどのような支援が必要か、そして、どのようなプログラムが考えられるかを検討する研究会を立ち上げることにしました。
日頃からご厚誼いただき、ご協力いただけそうな方々にお声をお掛けしています。是非、ご参加いただきますようお願い申し上げます。
